紹介記事 : 日本工業新聞 2003年12月5日紹介
- 2012.05.22
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小型無人機開発着手へ 水上飛行機開発計画 有人機実用化めざす OBK
東京都大田区の中小企業と大学の研究成果との橋渡しを務めるNPO(民間非営利団体)の大田ビジネス創造協議会(OBK、理事長・磯収二氏)は、同区の中小企業と共同で進めている「水上飛行機開発プロジェクト」で製品化を目指す有人機(全長約八メートル、二-四人乗り)の縮尺八分の一程度の木製模型を作成した。すでに、東海
大学で風洞実験を実施しており、引き続き四分の一、二分の一、実物大の模型を作成したうえで、年明けにも全地球測位システム(GPS)を使って還隔操作する小型無人機の開発・実用化に着手する。
同プロジェクトは、「最終製品を私たちの手でつくり上げることで、地元産業の活性化につなげたい」(磯理事長)として今夏からスタート。二年後をめどに、飛行機を製造する共同出資の新全社を設立し、レジャー用などに売り込む計画。
中小企業がもつ構造設計や金属加工などの技術力を結集して航空機事業に参入し、下請けからの脱却を狙う。小型無人機で航空機製造のノウハウを蓄積し、三年計画で有人機の実用化を目指している。小型無人機は、来年十月に横浜市のパシフィコ横浜で開かれる国際航空宇宙展に出品する。
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